トウシキミ成長日記
開院祝いでいただいたトウシキミ(八角)の木の成長を記録していきます。日々の小さな変化を見守りながらお届けします。
ほしあかりクリニックの開院のお祝いに、以前勤務していた洛和会丸太町病院の内分泌内科、西村真理先生よりトウシキミの木をいただきました。
トウシキミ(唐樒) は特徴的な形をした実をつけることから八角(スターアニス)として知られています。
いただいた大切な木が、これからどのように成長していくのか。日々の変化を見守りながら、その様子を少しずつ記録していきたいと思います。
新しい葉が増えたり、枝が伸びたり。小さな変化も楽しみながら、ほしあかりクリニックとともに成長していく姿をお届けできればと思います(伊藤 筆)。
トウシキミの東洋医学的解説
八角は大茴香(だいういきょう) または 八角茴香と呼ばれます。
- お腹を温めて巡りをよくする: 漢方薬で使われるフェンネル(小茴香:ういきょう)とよく似た性質を持ち、胃腸を温めて冷えによる痛みを和らげたり(温陽散寒)、気の巡りをスムーズにして消化を助けたりする(理気止痛)働きがあります。
- 「食」で大活躍: 大茴香は香辛料として使われます。お肉の臭みを消し、脂っこい料理の消化を助けます。小茴香のほうが生薬としての効果は高いです。
- 注意点: 体を温める力が強いスパイスのため、手足やお腹が冷えやすい方にはぴったりですが、体に熱がこもりやすいタイプの方や妊婦さんは摂りすぎに注意が必要です。
- 小茴香と男性不妊: 小茴香には精子を抑制する作用があるため、男性不妊症で精子が少なめの方は摂るのを控えたほうがよいとされています。
タミフルの原料:シキミ酸
抗インフルエンザウイルス薬として知られる「タミフル(オセルタミビル)」は、トウシキミの果実から抽出される「シキミ酸」を原料としています。
日本の「シキミ」との違い
日本の神社仏閣や山野で見かける在来種の「シキミ(樒)」の実も八角によく似ていますが、こちらは神経毒(アニサチン)を含む劇物指定の有毒植物です。トウシキミは食用・薬用に利用される安全な別種ですが、自然界での見分けが難しいため注意が必要です。